投稿日:2017/10/08 カテゴリー:瀧生山 永寳寺内慈眼寺
気まぐれな巡礼案内⑨ 観正寺で 気になる石(写真)について触れましたが、このような石を「ノジュール」と呼び、泥が固まった泥岩や砂が固まった砂岩の地層に見られる ボール状のかたい岩石の事を云い、この近くを通る※掛川層群でも稀に見られるようです。
※掛川層群:450万~180万年前の海底で堆積した砂層と泥層からなる地層で、掛川市を中心に牧之原市西部から菊川市、袋井市北部にかけて分布している。
掛川層群の地層は、西又は南西に20~40度傾いているため、分布の東側に古い地層があり、西側に行くほど新しい地層になります。
掛川層群の地層のほとんどは、深い海にたまった砂層と泥層が繰り返しに重なっている砂泥互層ですが、掛川市街地から袋井市北部にかけては、浅い海にたまった砂層や泥層が分布しています。
掛川層群の地層は、その特徴や火山灰層などにより区分されます。とくに、掛川市には掛川層群の上部層が分布し、それらは下から上に向かって内田層、大日層、土方層という順に重なっています。(ふじのくに地球環境史ミュージアム・掛川層群化石展より)
気まぐれな巡礼案内⑫正法寺で案内しました「通幻木の伝説」のモミですが、島田市博物館入口に川根の「ハリモミ」が展示されています。
樹齢510年 幹回り約4.5メートルです。種類も異なりますし、育つ環境にもより異なると思いますが、参考にはなると思います。(写真)